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叢生(そうせい)

【叢生(そうせい)とは】

 

叢生(そうせい)は乱杭歯(らんくいば)とも呼ばれ、歯が重なり合ってデコボコの歯並びになる症例を指し、過蓋咬合(かがいこうごう)、開咬(かいこう)、反対咬合(はんたいこうごう)といった、不正咬合(ふせいこうごう)の症状を伴うケースが多くを占めます。

 

もともと“叢生(そうせい)”という言葉自体には、「草木などの植物が群生している様子」や「茎が根ぎわから束になって生えている様子」を指す意味があるため、草木が重なって生えているのと同じように、歯が重なり合っている状態をイメージして頂ければわかりやすいと思います。

※ここに、叢生の様子がわかる画像を挿入します

 

 

【叢生(そうせい)の症例~八重歯(やえば)】


八重歯(やえば)を歯科学的に言うと“上顎犬歯(じょうがくけんし)の低位唇側転位(ていいこうそくてんい)”になりますが、もっと簡単に言うと“主に上の歯の犬歯(鋭く尖った歯)がずれて生えている状態”を指し、叢生(乱杭歯)の一種になります(ただし、八重歯になるのは犬歯だけとは限りません)。

 

※ここに、八重歯の様子がわかる画像を挿入します

 

八重歯(やえば)の大きなデメリットは、“歯磨きが難しい”ということです。
歯並びが悪いため、どうしても正しいブラッシングが困難になり、

虫歯
歯周病
口臭

といったお口のトラブルを引き起こしやすくなります。


また、八重歯によって舌や唇、歯茎などが傷つきやすくなるため、口内炎になりやすいという一面もあります。

このように、歯科学的にはデメリットでしかない八重歯ですが、なぜか日本では昔から「八重歯はカワイイ」という考えが根強く、中にはわざわざ「八重歯にしてほしい」と歯科医院を訪ねる人さえいるのです。
漫画やアニメの世界でも、八重歯はいわゆる“萌えキャラ”の必須条件のひとつとされ、多くの作品で珍重されています。

 

※ここに、八重歯の萌えキャラ画像を挿入します。

こうした風潮は日本独自のものになり、外国ではむしろ“悪魔”や“ドラキュラ”といった宗教的に忌み嫌われる存在をイメージさせるため、八重歯の場合は矯正を行うのが一般的です。

 

ちなみに、日本では以下のような人たちが、八重歯のある有名人として知られています。

板野友美(元AKB48)
百田夏菜子(ももいろクローバーZ)
藤原竜也(俳優)
福山雅治(歌手・俳優)
矢部浩之(お笑い芸人)
石原裕次郎(俳優)
村上信五(関ジャニ∞)

 


【叢生(そうせい)の原因】

 

八重歯をはじめとする叢生(そうせい)の一番の原因は、“小さい顎”にあります。
顎の骨が小さいと歯が並ぶスペースが少なくなるため、後から生えた歯が正しい位置に収まることが出来ず、外側に押し出されてしまうのです。


いわゆる、「押し合い、圧し合い」の状態ですね。
そのため、叢生(そうせい)は“乳歯から永久歯に生え変わる段階”で発症するケースがほとんどです。
稀に“巨大歯”という通常より大きな歯が原因になる場合もありますが、巨大歯自体も顎の発育不良によって引き起こされます。

 

犬歯が八重歯になりやすい原因は、“他の歯よりも後に生えてくる”ことにあります。
また、虫歯で乳歯がずれたり抜け落ちてしまうと、それに合わせて永久歯が生えてしまうため、結果的に八重歯になってしまうケースも存在します。

 


【叢生(そうせい)の改善方法】

 

叢生(そうせい)を改善させるには、主に二つの方法があります。

 

①治療による改善

 

“歯を抜く”“歯を小さく削る”“歯を差し替える”といった治療を行う方法です。
乳歯の時期や、乳歯と永久歯が混合している時期の叢生(そうせい)であれば、先ずは新しく生えてくる永久歯のスペースを確保させます。

 

一方、完全に永久歯が生え揃った段階での治療では一般的に、マルチブラケット装置を用いてデコボコな歯並びを改善していきます。
症状によっては抜歯をする必要もありますので、治療期間は2年~3年と長めになります。
しかし、抜歯を行うと他の歯への負担が増したり、容姿の変化が伴う場合もありますので、注意が必要です。

 

Q:マルチブラケット装置とは


A:歯の表面ひとつひとつに付けた小さな装置にワイヤーを通し、歯並びを改善させていく矯正装置で、あらゆる症例に対応できるメリットがあります。

※ここに、治療による叢生改善の様子がわかる画像をと、マルチブラケットの画像を挿入します。

 


②矯正による改善

 

矯正装置によって歯並び全体の矯正を行うことにより、不揃いな歯を元の位置に収めていく方法です。
健康な歯を抜歯する必要も少なく、噛み合わせも改善されますが、歯並びがあまりにひどいケースだとマウスピース矯正では対応が難しいなど、症例によっては矯正方法に制限が出る場合もあります。


また、矯正費用が高額になったり、治療期間が長引くといった問題も存在します。

 

Q:マウスピース矯正とは


A:事前に取った歯型を元に作製したマウスピースを装着し、歯を移動させていく方法です。


素材には薄くて透明なプラスチックを使用しているため、装着していてもほとんど気づかれないといったメリットがあります。
詳細については、3.マウスピース矯正をご覧ください。

※ここに、矯正による叢生改善の様子がわかる画像と、マウスピース矯正の画像を挿入します

上顎前突(じょうがくぜんとつ)

上顎前突(じょうがくぜんとつ)とは】

 

上顎前突(じょうがくぜんとつ)は一般的に“出っ歯(でっぱ)”と呼ばれ、下顎の前歯に比べて上顎の前歯が前に出ている噛み合わせの状態を指します。


日本人で“出っ歯”の悩みを抱える人の多くは、上顎前歯の前方傾斜によって上顎前突(じょうがくぜんとつ)になっており、歯並びの矯正を希望される患者さんの中でも比較的多い症例のひとつになります。


症状が重いケースになると、噛み合わせても上顎の前歯と下顎の前歯が当たらず、歯肉を咬んでいる状態の場合があります。

※ここに、上顎前突(じょうがくぜんとつ)の様子がわかる画像を挿入します

 

 

【上顎前突(じょうがくぜんとつ)の症例】

 

上顎前突(じょうがくぜんとつ)には、大きく分けてふたつのタイプがあり、症例によって“アングル1級”“アングル2級”に分けられます。

 

①アングル1級


上顎と下顎の位置は正しいが、上顎の前歯だけが前に出ているケース。

※ここに、アングル1級の様子がわかる画像を挿入します

 

②アングル2級


上顎前歯の位置は正しいが、下顎が後退しているため、上顎が出ているように見えるケース。

※ここに、アングル2級の様子がわかる画像を挿入します

 

上顎前突(じょうがくぜんとつ)は単独で発症するとは限りません。
上顎前突(じょうがくぜんとつ)に“叢生(そうせい)”が伴うケースや、上顎前突(じょうがくぜんとつ)に“開咬(かいこう)”が伴うケースなども存在します。

 


【上顎前突(じょうがくぜんとつ)の原因】

 

上顎前突(じょうがくぜんとつ)に大きく影響を及ぼしているのが、“遺伝”です。
遺伝とは親から子どもへと形質が伝わるものですので、親が上顎前突(じょうがくぜんとつ)の場合には、症状に深い関係がある“顔の骨格”や“歯の大きさ”といった遺伝子情報がそのまま子どもに引き継がれ、発症する可能性が高まってしまうのです。

 

また、一方で上顎前突(じょうがくぜんとつ)は、以下のような“後天的要因”によっても引き起こされます。

 

 

①アングル1級(上顎の前歯が出ている)の場合


小さい頃の“指しゃぶり”や、“おしゃぶりの使用”などは、後天的要因の典型と言えます。
長時間指をしゃぶったり、舌や唇で何かを噛み続けていると、前歯には歯を前方に押し出す力が常に加わってしまうため、上顎前突(じょうがくぜんとつ)になりやすくなります。


泣き止まない赤ちゃんのために、おしゃぶりを与えるお母さんも多いと思いますが、将来的な“出っ歯”を防ぐためにも、長時間の使用が常態化しないように注意しましょう。

※ここに、指しゃぶりやおしゃぶりの影響で上顎前突(じょうがくぜんとつ)になっている様子がわかる画像を挿入します

 

②アングル2級(下顎が後退している)の場合


アングル1級のケースとは逆に、下顎を後方へ押し出すような力が常に加わるような習慣を続けることによって、下顎が後退していきます。
日常的に“頬杖をつく癖がある”という人がこれに該当するため、注意が必要です。


また、鼻炎になどによる鼻づまりで普段から口呼吸をしている場合や、噛み合わせの悪さ、さらには上顎が叢生(そうせい)になっているなどの影響でも、上顎前突(じょうがくぜんとつ)は引き起こされます。


 

【上顎前突(じょうがくぜんとつ)の改善方法】

 

上顎前突(じょうがくぜんとつ)の症状は状態によって部分的、あるいは全体的な矯正治療によってその大部分を改善できます。

 

上下の全体的な矯正
前歯と奥歯で理想的な噛み合わせにすることが可能。

部分矯正(前歯のみ)
上下の全体的な矯正の3分の1程度の費用で矯正が可能。

上顎だけの矯正
部分矯正では治療できない範囲の矯正が可能。

コルチコトミーの併用


通常より歯を早く動かすために顎の骨にスジを入れる外科手術“コルチコトミー”を歯列矯正と併用することで、一般的には2年ほどかかる歯の移動期間を、最短で12ヶ月は短縮可能なため、トータル的な治療期間も大幅に短くできる。

 

※ここに、コルチコトミーの様子がわかる画像を挿入します

 

子どもの場合は、上顎の成長を抑えることでも対応できますが、大人の場合は上顎の奥の小臼歯を抜いて歯の移動スペースを確保し、歯の周囲の骨の形から変化を促すのが一般的です。


しかし、稀なケースとして上記の方法でも矯正が困難な場合(上顎が矯正の範囲を超える大きさ等)は、外科的手術によって上顎のサイズダウンを図ることもありますが、ほとんどの上顎前突(じょうがくぜんとつ)は矯正治療のみで改善することができます。

 

上顎前突(じょうがくぜんとつ)の矯正では、どうしても前歯の状態に目を向けがちですが、実際には前歯だけではなく、奥歯も前にずれているケースがほとんどです。


そのため、上顎前突(じょうがくぜんとつ)の矯正は、最終的に“正しい噛み合わせ”を得ることが大きな目標になるのです。

 

“出っ歯”の症状を抱えていると、常に口が半開きのような状態になり、顔の全体的な表情にも影響を及ぼします。
多くのケースでそれは、本人にとって大きなコンプレックスにつながります。
綺麗な口元から生まれる大きな自信は人との距離を縮め、コミュニケーションを円滑に進めさせてくれることでしょう。


一人で悩みを抱える前に、先ずは矯正医に相談してみることをおすすめします。

開咬(かいこう)

【開咬(かいこう)とは】

 

開咬(かいこう)は“オープンバイト”とも呼ばれ、上下の歯を噛み合わせた時に、奥歯をきちんと噛みしめたにも関わらず前歯が開いたままの状態になる症状です。


何らかの原因によって、顔面・顎・歯列などの形や位置、機能に異常をきたし、正常な噛み合わせができなくなる“不正咬合(ふせいこうごう)”の一種になります。

 

開咬(かいこう)には、上記のような前歯が開いたままになる“前歯部開咬”と、逆に前歯は閉じても奥歯が開いたままになる“臼歯部開咬”があり、開咬(かいこう)とは一般的に、前歯が開いたままになる“前歯部開咬”を指すケースがほとんどです。

 

※ここに、前歯部開咬と臼歯部開咬の違いがわかる画像を挿入します

 

ちなみに、開咬(かいこう)は比較的若い人たちに多い症状で、12歳~20歳までの10人に1人が発症、もしくはその傾向にあるという厚生労働省の発表がなされています。

 


【開咬(かいこう)の原因】

 

開咬(かいこう)の原因は、大きく三つのパターンに分類されます。

 

①幼少期の癖が原因になっているパターン

 

乳歯が生え揃い始める幼少期に、長時間哺乳瓶を加えたままにさせたり、日常的におしゃぶりを使用するなどの“悪習癖(あくしゅうへき)”が常態化していると、徐々に前歯が動き開咬(かいこう)になってしまいます。


また、親指を前歯で噛むような“指しゃぶり”や、舌先を歯で噛む・舌先で歯を押し出すといった癖(舌突出癖)などがある場合も同様です。

※ここに、悪習癖が原因の開咬画像を挿入します

 

②呼吸器系の疾患が原因になっているパターン

 

鼻炎や蓄膿症などで鼻づまりが常態化していると、普段から口で呼吸をする癖がついてしまいます。


口呼吸は、唇や口腔内の筋肉のバランスを崩したり、舌の位置に狂いを生じさせてしまうため、開咬(かいこう)につながりやすくなります。
「最近は口呼吸の子どもたちが増えている」という報告も、開咬(かいこう)の子どもたちの増加と深い関係があるのです。

 

③遺伝的な問題が原因になっているパターン

 

開咬(かいこう)の悩みを抱えている人の中には、特徴的な顎の形をしている人が多数見受けられます。


開咬(かいこう)は骨格的な問題から引き起こされることも多々あり、特に顎の骨が下方に成長してしまうようなケースだと、症状が現れやすくなります。
そのような骨格の場合、親から受け継いだ遺伝的要素が原因になっている疑いが強くなるのです。


開咬(かいこう)に限らず歯列や顎に関する問題では、親からの遺伝的要素が原因と考えられる症例が少なくありません。

 

※ここに、開咬の特徴的な顎の形の画像を挿入します

 

 

【開咬(かいこう)のリスク】

 

開咬(かいこう)は見た目の審美的な問題だけではなく、放っておくと身体の様々な障害に繋がるリスクが高まります。

 

①顎の骨や関節を痛めてしまう

 

前歯が開いているため、物を噛む時に奥歯だけに必要以上の負担がかかって顎を痛めてしまい、顎関節症(がくかんせつしょう)を招く場合もあります。

 

②胃腸障害や嚥下障害を引き起こす

 

噛み合わせが悪さから食べ物をうまく噛み砕くことが難しくなるため、胃腸への負担が増してしまい、消化不良などの症状を起こしやすくなります。
また、開咬(かいこう)になると舌の位置に狂いが生じこともあるため、物をうまく飲み込めなくなる嚥下障害(えんげしょうがい)に陥る危険性もあります。

 

③発音障害が起きやすい

 

歯並びの不揃いで大きな隙間が生じるため息が漏れやすく、言葉の正しい発音が難しくなる場合があります。

 

④虫歯や歯周病になりやすい

 

口呼吸が常態化することで口の中が乾きやすくなり、虫歯や歯周病といったお口の問題を引き起こす細菌が繁殖しやすい状態になってしまいます。

 

⑤ウイルス性疾患にかかりやすくなる

 

口呼吸をすることで、風邪やインフルエンザといった菌が直接咽頭へ付着し、ウイルス性の疾患にかかりやすくなります。

 


【開咬(かいこう)の改善方法】

 

開咬(かいこう)の治療は一般的に、奥歯(小臼歯)を抜くことで歯を動かすスペースを確保して矯正を行いますが、患者さんの年齢や口腔内の状態によっても治療方法は異なります。

 

①永久歯が全く生えていない乳歯列期(主に5歳以下)

 

指しゃぶりなどの癖(悪習癖)が原因の場合は、先ずその癖を止められるような指導を行い、経過によって取り外し可能な装置を使用します。

 

②永久歯が数本生えている混合歯列期(主に6歳~10歳くらい)

 

歯の傾きや顎の発育、バランスなどを改善する方法と合わせ、悪習癖(あくしゅうへき)を止められるような指導を行い、部分的な固定式装置や取り外し可能な装置を使用します。

 

③全て永久歯が生え揃った永久歯列期(主に11歳~25歳くらい)

 

全体的な歯並びや噛み合せを治療する方法と、部分的に気になる箇所だけを治療する方法に分かれます。


開咬(かいこう)の原因・程度にもますが、全体的な治療を行う場合は、ブレースと呼ばれる矯正装置を使用します。

 

④大人の成人矯正の場合(主に20代後半~)

 

成人矯正の治療法や使用する装置は基本的に③のケースと同じですが、事前に虫歯や歯周病のチェックと治療を重点的に行う必要があります。


多くの人は20代後半に差し掛かると、生活習慣の影響で歯周病発症のリスクが高まる上に、歯周病のままだと充分な矯正効果が得られないためです。

空隙歯列(くうげきしれつ)

【空隙歯列(くうげきしれつ)とは】

 

空隙歯列(くうげきしれつ)は一般的に“すきっ歯”とも呼ばれ、歯と歯の間に隙間が生じる歯並びを指します。


何らかの原因によって、顔面・顎・歯列などの形や位置、機能に異常をきたし、正常な噛み合わせができなくなる“不正咬合(ふせいこうごう)”の一種であり、歯科学的には奥歯や歯全体に隙間がある場合を“空隙歯列(くうげきしれつ)”、前歯の間に隙間がある場合を“正中離開(せいちゅうりかい)”と分類します。

 

※ここに、空隙歯列と正中離開の違いがわかる画像を挿入します

 

永久歯が生え揃う前の子どもの歯並びにも、よく同様の隙間が見受けられますが、これは乳歯よりも大きな永久歯が綺麗に生えてくるために必要な隙間になりますので、心配する必要はありません。


逆に、幼少期に歯と歯の間に全く隙間がない場合の方が問題と言えます。
将来的に永久歯が生えてきた時のスペースが充分に確保できなくなり、叢生(そうせい)になってしまう可能性が高まるためです。

 

※ここに、子どもの正常なすきっ歯の画像を挿入します

 


【空隙歯列(くうげきしれつ)の症例~正中離開(せいちゅうりかい)】

 

空隙歯列(くうげきしれつ)は、その隙間の生じ方によって、大きく三つのタイプに分類されます。

前歯に隙間があるタイプ
歯全体に隙間があるタイプ
奥歯の間が広いタイプ

 

※ここに、それぞれのすきっ歯の様子がわかる画像を挿入します

 

中でも、前歯に隙間があるタイプは“正中離開(せいちゅうりかい)”と呼ばれ、“すきっ歯”の中でも比較的多い症例です。


隙間があると食べ物が歯に挟まりやすいため、丁寧な口腔ケアをしないと虫歯や歯周病のリスクが高まるだけではなく、隙間から息漏れが生じることで正しい発音が難しくなります(特にサ・タ・ラ行)。


また、正中離開(せいちゅうりかい)の場合、口を開けると正面に隙間が位置するため、見た目もあまり好ましいとは言えず、審美的な面から矯正を希望される方が多くなります。

 


【空隙歯列(くうげきしれつ)の原因】

 

空隙歯列(くうげきしれつ)の原因は多岐に渡りますが、基本的には顎の成長と歯の大きさのアンバランスによって引き起こされ、親からの遺伝的要素が関係している場合もあります。


不正咬合のひとつである叢生(そうせい)が、顎の大きさよりも歯が大きくなることで生じるのに対し、空隙歯列(くうげきしれつ)の場合は、逆に大きな顎と小さな歯が要因になるのです。

 

そして、もうひとつのケースが、上唇にある上唇小帯(じょうしんしょうたい)と呼ばれる歯茎と唇をつなぐ小さなスジの位置に問題がある場合です。


この上唇小帯(じょうしんしょうたい)は、何らかの原因で前歯と前歯の間に入り込んでくることがあり、このとき上唇小帯(じょうしんしょうたい)のスジの付着が強いと前歯と前歯がくっつかず、正中離開(せいちゅうりかい)を引き起こすのです。

 

他にも空隙歯列(くうげきしれつ)の原因として、以下のようなものがあげられます。

歯の本数が不足している
指しゃぶりや舌のクセ、口呼吸などの悪癖
舌が大きい、舌の位置が低い
前歯と前歯の間に“過剰歯(かじょうば)”と呼ばれる歯があり、妨げになっている
※過剰歯(かじょうば)は顎の骨の中に埋没していることもあります。

 


【空隙歯列(くうげきしれつ)の改善方法】

 

空隙歯列(くうげきしれつ)を改善させるには、

矯正による方法
セラミックの差し歯による方法
ラミネートベニヤによる方法

 

という3つの方法があり、空隙歯列(くうげきしれつ)の原因や口腔状態によってベストな治療方法は異なります。

 

症状が軽い空隙歯列(くうげきしれつ)の場合は、歯の表面を少し削ってそこに薄いセラミックの付けツメのようなもの(シェル)を貼り付ける“ラミネートベニヤ法”を使って隙間を埋めるケースが多く、なんといっても短時間で治療可能な点が大きなメリットです。


程度によっては一度の通院で治療を終えられる場合もあります。
また、隙間と同時に歯並びや歯の形も治したい場合は、“セラミッククラウン法(差し歯)”での治療が可能です。

 

※ここに、ラミネートベニヤ法やセラミッククラウン法で治療した様子(ビフォーアフター)がわかる画像を挿入します

 

しかし、ラミネートベニヤ法やセラミッククラウン法は短期間での治療が可能な反面、補綴物を使って隙間を埋めることで、前歯が大きくなってしまうというデメリットがあります。


歯の大きさと前歯の突出具合によっては、出っ歯に見えてしまうケースもあるので、元々ある前歯と周りの歯の大きさとのバランスが重要になってきます。

 

こうしたデメリットを回避するためには、矯正での治療がおすすめです。
空隙歯列(くうげきしれつ)の矯正は、部分的な矯正で完了するケースと、全体的な矯正が必要になるケースに分かれます。


ラミネートベニヤ法やセラミッククラウン法に比べれば時間がかかるといった側面もありますが、程度によってはマウスピースを用いた目立たない方法での治療も可能です。


また、空隙歯列(くうげきしれつ)の矯正治療で抜歯をすることは多くありませんので、自然な歯がそのまま残り、元の歯の大きさも変わらないといったメリットがあります。

※ここに、矯正で治療した様子がわかる画像を挿入します

下顎前突(かがくぜんとつ)

【下顎前突(かがくぜんとつ)とは】

 

下顎前突(かがくぜんとつ)は、一般的に“受け口”“しゃくれ”とも呼ばれ、下顎(下の歯)が上顎(上の歯)よりも前に出ている噛み合わせ指します。


何らかの原因によって、顔面・顎・歯列などの形や位置、機能に異常をきたし、正常な噛み合わせができなくなる“不正咬合(ふせいこうごう)”の一種であり、日本では顎の大きさや形、位置などの異常によって、顔の変形や噛み合わせの不具合を引き起こす、“顎変形症(がくへんけいしょう)”の中でも最も多い症状になります。

 

※ここに、下顎前突の様子がわかる画像を挿入します。 

 

現在、欧米ではおよそ1%の人に下顎前突(かがくぜんとつ)の症状が見られるほか、かつての中部ヨーロッパを中心に強大な勢力を誇ったオーストリア王家のハプスブルク家では、その症状が家族性の大きな特徴として見受けられたため、下顎前突(かがくぜんとつ)は“ハプスブルク家のあご(下唇)”という異名も持ち合わせています。

 


【下顎前突(かがくぜんとつ)の原因】

 

下顎前突(かがくぜんとつ)の多くは、先天的な下顎の骨の発育異常が原因です。


前述した“ハプスブルク家”の場合もそうですが、統計的に見ても私たち日本人を含むモンゴロイド人種には、元々下顎前突(かがくぜんとつ)が多いというデータが示されているように、下顎前突(かがくぜんとつ)には家系や人種といった遺伝的要因が、とりわけ大きく関係しているものと考えられています。


そこには、“下の顎が大きい”“上の顎が小さい”など、骨格性の遺伝的要因も当然含まれます。


また、後天的な原因としては、

舌先を歯で噛む・舌先で歯を押し出す
食事の際に前歯でばかり噛む
呼吸器系の疾患で口呼吸が常態化している

といった、舌突出癖(ぜつとっしゅつへき)や悪習癖(あくしゅうへき)があげられます。

 


【下顎前突(かがくぜんとつ)の症状とリスク】

 

下顎の突出や顎のゆがみといった下顎前突(かがくぜんとつ)の症状は、12歳〜15歳頃の成長期を迎えると顕著に現れてきます。
顎骨の発育は身長の伸びにほぼ比例するため、女子の場合で16歳〜18歳、男子の場合では18歳〜20歳頃に停止します。


しかし、その後、顎の変形自体が自然に治ることはありませんし、下顎前突(かがくぜんとつ)をそのままにしておくと、

前歯で物が上手く噛み切れない
食べ物を上手く噛み砕くことが難しい咀嚼障害(そしゃくしょうがい)や、上手く飲み込むことが難しい嚥下障害(えんげしょうがい)になる
咀嚼障害(そしゃくしょうがい)や嚥下障害(えんげしょうがい)によって消化不良などを引き起こし、胃腸に大きな負担がかかる
発音障害になる(特にサ行やタ行)
口を閉じていても常に唇が半開きのような状態になる
顎が左右に偏位した前突症になる

 

※ここに、口が半開きになっている画像や、偏位した前突症の画像などを挿入します

 

といったような、様々なリスクが生まれます。
噛み合せの不具合は、見た目の審美的名な面のみならず、肩こり・頭痛・腰痛といった全身症状へ発展するケースも珍しくありませんので、何らかの治療を行い改善していくことをおすすめします。

 


【下顎前突(かがくぜんとつ)の改善方法】

 

下顎前突(かがくぜんとつ)を改善させるには主に二つの方法があり、症状の程度によって異なります。

 

①症状が軽い場合

 

下顎前突(かがくぜんとつ)の症状が軽い場合は、“矯正”による噛み合せの改善が可能です。


乳歯が生えそろう乳歯列期(3歳くらい)から、乳歯と永久歯が混合する混合歯列期の初期段階までは、“ムーシールド”と呼ばれるマウスピース型の矯正装置が使用されます。


ムーシールドは1年くらいの間、就寝中に矯正装置をくわえるだけで良いため、幼少期の子どもに対する負担も小さくて済みます。

 

※ここに、ムーシールドの画像を挿入します

 

一方、永久歯が生え揃う永久歯列期では、通常の固定式矯正装置や、機能的矯正装置が使用されます。


上顎が小さく、上顎の前歯が内側に入っているケースでは、奥歯(小臼歯)を抜く必要が無いため、前歯を広げる(拡大する)だけで改善できます。
逆に下顎が出ているケースでは下顎の奥歯(小臼歯)を抜き、下顎の前歯を内側におさめることによって、ほとんどの症状が治療可能です。

 

※、ここに、通常の固定式矯正装置や機能的矯正装置の画像と、実際の治療の様子(ビフォー・アフター)がわかる画像を挿入します

 

②症状が重い場合

 

下顎前突(かがくぜんとつ)の症状が重い場合は、“骨切り術”という外科手術による改善が必要になります。


下顎のサイズが矯正で治療可能な範囲を大きく超えているなど、骨格的な異常が原因のケースではほとんどがこれに該当しますが、下顎前突(かがくぜんとつ)の症状では歯並びの異常を伴うことが多いため、手術を行う際には事前に1年~2年の矯正治療を行います。

 

骨切りの手術には2週間前後の入院を要し、手術後は、骨切り部の安静のための後療法を行いますが、その間も口を使って食事をすることは可能です。


また、下顎の骨が著しく突出しているケースや、上顎にも変形などの異常が認められる場合は、下顎と同時に上顎の骨切り術を行うこともあります。

※ここに、骨きり術の様子がわかる画像を挿入します

過蓋咬合(かがいこうごう)

【過蓋咬合(かがいこうごう)とは】

 

過蓋咬合(かがいこうごう)とは歯を噛み合わせた際に、上の前歯が下の前歯を覆い隠すように著しく深い噛み合わせになってしまう症状を指します。

 

通常、理想の噛み合わせでは、下の前歯の上部3分の1~4分の1程度が、上の前歯で覆われるのがベストと言われています。
しかし、過蓋咬合(かがいこうごう)の場合は、下の前歯がほとんど見えないほど隠れた状態になっていることも多いのが特徴です。


そのような症状が重いケースになると、下の前歯が上の前歯の後ろにぶつかって歯茎を傷め、炎症を引き起こしてしまう場合もあります。

※ここに、過蓋咬合の様子と理想の噛み合わせを比べた画像を挿入します

 

また、過蓋咬合(かがいこうごう)では下顎が奥に押し込まれるため、噛み合わせに不具合が生じる症例の中でも、特に顎の関節への負担が大きいと言われており、顎関節症(がくかんせつしょう)など実際に何らかの症状を抱えている患者さんが多くいらっしゃいます。


上顎前突(じょがくぜんとつ)叢生(そうせい)の症状を伴うケースが多いのも、過蓋咬合(かがいこうごう)の特徴のひとつです。

 


【過蓋咬合(かがいこうごう)の原因】

 

過蓋咬合(かがいこうごう)の原因は、大きく分けて2つあります。

 

①顎の関節と骨格に問題がある場合

 

上顎が長い
下顎が小さい
歯を支える骨が未熟

 

こうしたアンバランスな顎の骨の成長が、過蓋咬合(かがいこうごう)には大きく関係しています。
また、顎の関節の位置が通常よりも後ろにある場合は、顎先の筋肉が下顎を後方に押し出してしまうため、過蓋咬合(かがいこうごう)が起こりやすくなると言われています。


②歯に問題がある場合

 

虫歯や歯周病で奥歯を失った
奥歯の高さが足りない
前歯が過剰に伸びている
早い段階で乳歯を虫歯で失った

 

奥歯には噛み合わせの際に大きな負荷を受け止める役割があります。
その奥歯を失ったり、歯そのものの高さが足りないと、歯全体にかかる負荷のバランスが崩れるため、前歯への負担が増して噛み合わせが深くなります。


また、早い段階で乳歯を失うと、正しい位置での永久歯への生え変わりに支障が出るため、その後の噛み合わせにも悪影響を与えてしまいます。


【過蓋咬合(かがいこうごう)のリスク】

 

過蓋咬合(かがいこうごう)の症状をそのままにしておくと、以下のようなリスクが生じます。

 

①顎関節症(がくかんせつしょう)を発症しやすい

 

前述したように、過蓋咬合(かがいこうごう)は噛み合わせに不具合が生じる症例の中でも、特に顎の関節への負担が大きいと言われているため、“顎関節症(がくかんせつしょう)”に繋がるリスクが高まります。


顎関節症(がくかんせつしょう)になると、口を開けたときに引っかかりを感じる・関節から異音がするなどの症状が出始め、それが進行すると強い痛みを伴います。

 

また、顎関節症(がくかんせつしょう)はストレスや筋肉の緊張、骨格・靱帯・関節等の脆さから引き起こされる場合もあります。
そのため、男性に比べてそうした症状に敏感な女性の方が発症しやすいと言われており、注意が必要です。


②歯茎の腫れ・炎症を引き起こす

 

過蓋咬合(かがいこうごう)で前歯の噛み合わせに不具合が生じると、食事の際に食べ物を上手く噛み切ることが難しくなる上に、下の前歯が上の前歯の歯茎に強く食い込むため、痛みを覚えることもあります。


食い込みがひどくなると、歯茎の腫れや炎症が起こり、食事はもちろん日常の会話にも支障をきたすなど、様々な弊害が生まれます。

 

※ここに、過蓋咬合で歯茎に傷を負ってしまった患者さんの口内画像を挿入します

 

【過蓋咬合(かがいこうごう)の改善方法】

 

過蓋咬合(かがいこうごう)を改善するには、矯正のみで治療よる方法と、矯正と外科手術を併用する方法に分かれます。


いずれの方法にしても、過蓋咬合(かがいこうごう)は若くて抵抗力のあるうちは自覚症状がほとんど無い上に、時間の経過と共に噛み合わせが深くなっていく傾向にあるため、早い段階での発見・治療が必要です。


①矯正のみによる治療

 

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正装置で奥歯の高さを正しながら前歯を歯茎側に動かし、前歯の噛み合わせを浅くしていく方法です。

 

※ここに、ワイヤー矯正装置と、ビフォーアフター画像を挿入します

 

舌側矯正(ぜっそくきょうせい)

歯の裏側に矯正装置を取り付けて歯を動かす方法です。
表からは装置が全く見えませんので、矯正治療中に口を開けても周囲の人に気づかれる心配はありませんが、ワイヤー矯正装置に比べて治療期間が延びる場合があります。

※ここに、舌側矯正の装置と、ビフォーアフター画像を挿入します


②矯正と外科手術を併用する治療

 

顎の骨格自体に問題があったり、顎関節症で顎の位置が大きくずれている場合には、まず矯正による歯の移動を行い、その後、外科手術によって噛み合わせを改善させていきます。
そして、術後にもう一度矯正装置を使用し、最終的な噛み合わせの調整を行います。
顎関節症の症状がある過蓋咬合(かがいこうごう)のケースでは、通常の矯正治療だけでは充分な改善効果が得られない場合があるのです。

ケース5

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