矯正治療といえば「装置が目立つ」というイメージがあると思います。お子さんが歯列矯正を行う場合、「学校で矯正装置がキッカケでいじめられないかな?」と心配になり、矯正を始めるのをためらっている方もいるようです。しかし最近では、そのような考え方も徐々に変わってきています。
■最近の歯列矯正に対する意識の変化
確かに20年くらい前は金属のブラケットという装置とワイヤーで固定する矯正方法が主流で、装置はとても目立つものでしたし、歯列矯正をしている人も少なかったことで、お子さんの中には「矯正装置をからかわれる」といったこともあったようです。
しかし最近では矯正治療自体が一般的になり、矯正装置を付けているお子さんも増えたことで、矯正治療が原因でいじめにあうといったようなことはほとんどなくなりました。
■子どもたちの知識・健康意識の向上も関係しています
最近ではまだ乳歯列の段階から、将来永久歯列がきちんと並ばない傾向が見られた時期から矯正を始める方法も増えてきています。また、20年前と比べて保護者の皆様の歯科に対する知識や意識も格段に向上しており、歯列矯正に対する抵抗も低くなってきています。
親御さんの意識の高さがお子さん方にも良い伝承となり、歯列矯正をしていることが「特別なこと」でなくなってきています。
■矯正技術の進歩で装置も目立ちにくくなりました!
また、矯正装置の技術も進歩しており、透明なブラケットやワイヤー(装置)が選択できるようになったり、掛ける矯正用ゴムもカラフルで可愛らしく、矯正治療を個性的でおしゃれに愉しむという方法もあります。
また、裏側矯正やマウスピース矯正なども増えてきて、以前に比べて目立つことなく矯正に取り組める方法も増えてきています。
■まとめ
歯列矯正はこの20年で大きな進歩を遂げ、以前よりも目立たない装置や治療法も増えました。また全体的に歯列矯正の認知度が上がり、への抵抗が低くなってきたことで、周りからの偏見もなくなりましたし、愉しんで矯正治療に取り組んでいるお子さんもたくさんいらっしゃいますのでご安心ください。